ライトミュージック・コンダクター吉田律のRE:TSUTAYAブログ

おすすめの楽曲を基本1回、1曲紹介していくゆるいブログ。(多分脱線する) 試聴や購入の参考にしておくれやす。

【米津玄師?】 Eve 歌い手からアーティストへ。 【手島将彦さんとの対談形式】File.14

 お気に召すまま

 

お気に召すまま

  • Eve
  • ロック
  • ¥200
  • provided courtesy of iTunes

 

 

 

 

 

 

今回はスピンオフ。

RE:TSUTAYAブログ特別企画の対談です。

今後も定期的に対談は行うと思います!

 

対談相手は、音楽関連で

多方面で活動されている手島将彦さん。

 

 

 

手島将彦(てしま・まさひこ)

 

鹿児島県出身。出生地は大分県日田市。

早稲田大学第一文学部東洋哲学専修卒。

ミュージシャンとして数作品発表後、

音楽事務所にて音楽制作、マネジメント・スタッフを経て、専門学校ミューズ音楽院・新人開発室、ミュージック・ビジネス専攻講師を担当。

 

LOST IN TIMEUK PROJECT)藍坊主(TOY’S FACTORYschool food punishment(EPIC)など多数のアーティスト輩出に関わる。

 

また2000年~2006年頃まで、主に渋谷屋根裏でマンスリー・ライブイベント

「WONDER MISSILE」を開催。

 

上記のミューズ音楽院関連のバンド以外に、観客5~6人時代の10-FEET凛として時雨avengers in sci-fi野狐禅

竹原ピストル)、などが出演。

 

 2016年に『なぜアーティストは生きづらいのか?』を本田秀夫氏との共著で発表。

アマゾン音楽一般カテゴリで1位獲得。

保育士資格、

産業カウンセラー資格保持者でもある。

 
 
 
 
 

詳細 https://teshimamasahiko.com

 

 

 

なぜアーティストは生きづらいのか? 個性的すぎる才能の活かし方

なぜアーティストは生きづらいのか? 個性的すぎる才能の活かし方

 

 

 

 

 

 

普段から親交も深く、出身も同じ。また

僕とちょうど20歳違いというところが

面白いなと思い、お願いしました。

 

それではどうぞ!

↓↓↓↓↓

 

 

 

 

 

 

 

手島将彦(以下手島) 

 

 僕が40代半ばで、吉田君が20代半ばで、ちょうど20年違うんですよね。で、40歳過ぎると、アンテナ張っているつもりでも、やっぱり入ってこない音楽ってのが出てきちゃうんですよ。

 

そこで、そういうのも教えてもらいたいなあと思いましたし、吉田君みたいにいっぱい音楽を聴いていて、20歳も年齢が違う人とお話しできるというのが面白そうだなあ、ということで、ちょっと対談させてもらってる、という感じです。

 

で、さっそくなんですけど、

最近気になってるのってなんですか?

 

 

 

 

 

吉田律(以下律) 

いくつか挙げようと思うんですけど、 

まず、Eve(イヴ)です。

 

 

 

 

手島  Eve。知らない。とりあえず検索してみます。

お、あった。とりあえず聴いてみましょう。

 

 

 

律 『ドラマツルギー』とか。

 

 

 

 

 


ドラマツルギー - Eve MV

 

 

 

 

 

  

手島 お、

この絵の感じの時点でなんだかちょっと、、、。笑

 

 

 

 

律「おや?」って感じがしますよね。

昨年菅田将暉くんとコラボした話題の、

「米津なんちゃらさん」か、

「なんちゃら玄師さんかな? 」的な 。笑

 

 

 

 

手島 この人っていつぐらいから

注目されはじめてるんですか?

 

 

 

 

 

 

律  人気が高まったのは2年くらい前からじゃないですかね。最近の歌い手とかボカロPとかが現実に姿を出してきたら売れちゃった。みたいな流れに沿って、

オリジナル曲ばかりにして上手くいった、という感じ。

 

 

 

 

 

手島  うーむ。ちなみに、

これはなんで今気になるんですか?

 

 

 

 

 

律 まあ、再生回数が1000万回超えてる

レベルの歌い手出身の人ってそんなにいないというのと、

急に頭角を現したなっていうのがあって。

 

 

 

 

 

手島 あ、急な感じなんですね。

 

 

 

 

律 前々から人気はありましたけど

これほどまで前線に踊り出るっていうのは

やはり、急な感じはしますね。

 

 

 

 

手島 僕、初めて聴いてやはり感じるのは、

米津玄師とか。あと、amazarashiとかも

多少感じるかなあ。

 

 

 

 

 

律 ニコニコで最近流行ってるのは米津とamazarashiと、凛として時雨をライトにしたみたいなギターフレーズで。

 

 

 

 

 

手島 こういう歪んでない、硬質な感じの攻撃的なギター、って感じですかね。で、どういうところが若い人に支持されてるんですか?

 

 

 

 

 

律 そうですね。SNSが進化して、昔は「歌ってみた」とかもニコニコのアカウントを持ってる、いわばオタクな人たちだけの集まりだったのが、twitterとかinstagramとかの15秒動画とかで流れてくるようになって。

 

普段西野カナとかback numberとかしか聴かないような人が聴いたら、このコード進行とか変なリズムとかに新鮮さを感じるんじゃないですかね。

 

 

 

 

 

 

手島 なるほど。最近僕の同世代の人と米津の話になって、「米津玄師って人が最近売れてるみたいですね」ってなるわけですよ。おじさんおばさんたちからすると、米津は突然現れた人なわけです。

 

で、聴いてみたけどいまいちピンと来ない。なにが新しいの?て話になるわけです。

で、「昔はこんなだったんだよ」と『ゴーゴー幽霊船』とかを聴かせると「なにこれ、こんな変な人だったの?」と、良い意味での驚きを感じてくれるんです。

 

そういう、売れてるJ-POPとはちょっと違うよね、ていう感じがこのEveとかにもあるってことなんですかね。

 

 

 

 

 


米津玄師 MV『ゴーゴー幽霊船』

 

 

 

 

 

 

律 ミュージックステーション

出てくる感じじゃないですからね。

 

 

 

 

手島 昔で言うと、インディーズの格好良いバンドを見つけちゃった、みたいな感じに近いんですかね。

 

 

 

 

 

律 そんな感じですね。あと、下手すると「ドラマツルギーって曲が好き!」ってだけで、違う人が歌ったのを聴いて支持してるケースもあると思います。

元の曲が誰とか知らないし、興味もない。

「私はこの1曲が好きだから」っていう感じの人も多いかな。

 

 

 

 

 

手島 なるほどね。

まさにSNS的な聴き方ですね。

 

 

 

 

 

 

律 ちょこっとディスを入れると、

「私、好きなアーティストとかいないんだよね〜。好きな曲はあるけど」って言う人ほど音楽全然聴いてない。

 

 

 

 

 

手島 あー(笑)。それは、そもそもその

アーティストのことを

知ろうとしてないってことですよね。

 

 

 

 

 

律  そうですね。

「みんな好きなアーティストとか絞るけど、私はそんな型には囚われない」みたいな言い方をするんですけど、知っててせいぜい全部合わせて500曲くらいなんですよ。

 

 

 

 

 

 

 

 

手島 僕が若い頃は、好きになった曲は何回も聴くっていうのはありましたけど、それは今も変わらないんですか?

 

 

 

 

 

 

律 タイプによって変わると思います。手島さんが詳しい発達障害のタイプ分けで言うなら自閉症タイプの人って1つの曲を飽きるまで何十回もリピート再生しがちです。

 

あとは単純に知ってる、持ってる曲が少ないからそればっかりになるとか。車の中で延々同じアルバムリピート。

 

 

 

 

 

手島 じゃあ、

そういうのはあることはあるんだ。

 

 

 

 

 

 

律 僕個人の話で言うと、飽きたくないからあんまり連続では聴かないですね。あと、一般的なリスナーはYouTubeのミックス再生とかを垂れ流して聴いてることも多いので。

 

「あの曲好き」と言ってても、アーティスト名も曲名も分からないまま。で、次の月になったら新しいミックスリストができていて、最新の曲は知っているけれど詳細は、、、

みたいなことが起きたりします。

 

 

 

 

 

手島  今の話とちょっと似てる話があって。

最近、ストリートライブをやってるのをたまたま観て気に入って、そのCDをその場で買いました、って言う若い女の子の話を聞いたんですよ。でも、その子、

そのアーティスト名も覚えてないし、

買ったCDも開けてもいないんですよ。

 

それ以上掘ってはいないから「そのアーティストが何者で何をしてるのかは全然知りません」みたいな。

ちょっと面白くも感じる。

で、そういうのが普通で、僕なんかはもう

おっさんなので、そういうのには正直違和感はあるんだけど。

 

 

 

  

 

律 「その人に課金した」みたいな感じなんじゃないですか。「あー、がんばってるなあ、けっこう良いなあ、この人なら1000円くらい出してみようかな。がんばってくださーい!」みたいな。CDはおまけなんで。

 

 

 

 

 

手島 なるほど(笑)。まあ、悪いことでもないですけどね。ふーん。で、このEveですよ。ずばり、吉田君的な評価はどうなんですか? 今これを取り上げる理由とかも。

 

 

 

 

 

 

律 今、なんでこれが若い人に受けているのかっていうのを紐解いていくと

「ナンセンス」というところでして。

歌詞にあんまり意味がない。

 

 

 

 

 

ーーー「ナンセンス」でGoogle検索する

 

 

 

 

手島 あ、「ナンセンス」で検索すると

Eveの『ナンセンス文学』が3つ目に来ますよ。

そのくらい受けてるんだな。

 

 

 

 

 

律 そうなんです。意味がない、

つまり虚無を感じるんです。

それが今に似合ってるな、と。それっぽい。だけ。

 

 

 

 

 

 


ナンセンス文学 - Eve MV

 

 

 

 

 

手島 ただ、聴いてみると、

本当にナンセンス、とかそういう

振り切ったものでもないような気もしますね。

本当に壊れてるわけではない。

 

 

 

 

 

the telephonesみたいに。

あとB-DASHとか(笑)

 

 

 

 


the telephones - 「I Hate DISCOOOOOOO!!!」(PV)

 

 

 

 

 

手島  B-DASHとかはでたらめ言葉だからね。で、そういうのではなくて、なんとなくの特定の雰囲気はあって。でも意味はない。

 

 

 

 

 

 

律 あー、そうですね。雰囲気イケメンみたいなのに

通じるものがありますね

そういう流れに乗ったんでしょうね。

 

 

 

 

 

手島 あと僕の印象だとこっち界隈は詳しくはないけど、やはり米津っぽさをすごく感じるんですよね。

音も絵も。で、それは狙ってやってるんですかね? 

(米津っぽくすることを)

 

 

 

 

 

律 狙ってやってるのか、素でやってるのか、どっちなのかってことですか?

 

 

 

 

 

手島 うん。米津はたぶん、最初の頃のあの感じは、あんまり他にいなかったし、いろんなことの影響を受けつつもあれは自分の中から出てきたものなんだろうなあ、と思うんですよ。で、Eveとかは、まあ、言っちゃうとポルカドットスティングレイみたいに「どうすればウケるか計算してやってます」みたいなことなのか。

 

 

 

 

 

 

 

律 あ、そういうことで言うなら間違いなく計算でしょう。ポルカほど露骨ではないでしょうけど。笑

 

 

 

 

 


ポルカドットスティングレイ「テレキャスター・ストライプ」MV

 

 

 

 

  

 

 

 

律 もちろん本人は米津が好きで、おそらく米津さん崇拝してます、みたい感じでしょうけどその上で、「今、米津さんこういうのやってないからやろう」みたいな。

 

 

 

 

 

手島 なるほどね。その「今、米津さんこういうのやってないからやろう」というのは、たしかに嵌るかもしれないですね。

 

 

 

 

 

 

律 で、最近は情報更新が毎年ものすごいスピードで行われるから、今これを聴いてる人はもう米津玄師が昔こういうのを作ってたことを知らないわけですよ。

 

 

 

手島 そっか。確かにね。

 

 

 

律 そう。だからEveの『ドラマツルギー』と『ナンセンス文学』が好きだって言う女の子に米津玄師の『ゴーゴー幽霊船』と『MAD HEAD LOVE』を教えたら「なにこれ、(Eveと)同じじゃないですか」と言われました。(笑)

 

 

手島 (笑)

 

 

 

 

 


米津玄師 MV「MAD HEAD LOVE」

 

 

 

 

 

 

 

律 あとはまあ、

今の若い人は好きなアーティストが

誰に影響を受けたとか調べる気がないので。

 

 

 

手島 それ、なんでなんですか? 

おじさん的には「好きなものってもっと調べたくなるものじゃん?」みたいなのがあるんですけど。

 

 

律 3パターンくらい

理由はあると思うんですよ。

 

1つはまずめんどくさいし、

生きていく上で必要ない情報だから。 

 

2つめは何かについて詳しい=オタク=イケてないみたいな風潮がある。みんな同じ服を着て、同じ髪形をして、同じ化粧をして、同じような趣味を持って、、ってのが主流でそこからはみ出ると叩かれたりハブかれたりしますから。

 

3つ目はスマートフォンの普及によって娯楽の選択肢が爆発的に増えたこと。

 

僕は高校生の時好きなアーティストのWikiは全部読む、みたいなくらいのエネルギーはあったので今の若い人にもあるとは思うんですよ。それが他に分散していて「荒野行動」とかやってたりするんじゃないですかね。

 

 

 

 

手島 エネルギーの総量は変わらないけど、

いろんなことに分散してるわけね。

 

 

 

律 そうですね。

 

 

 

 

 

 

PS.吉田律、歌ってみた動画を

YouTubeにアップしてしています。

今回はハチ(米津玄師)のカバー。

聴いてみてください。

 


ドーナツホール/吉田律 うたってみた #2

 

 

 

 

 

 

 

 

そして次回につづくのです!

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文化 (通常盤)

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